三木徘徊<7-1>三木のお稲荷さん:上の丸稲荷神社
お稲荷さんと刃物業者の多い三木との関係を調べてみたら・・・
1)伏見稲荷大社の御剣社は、刀鍛冶、刃物業者の信仰が篤いそうです。
平安時代の刀鍛冶・三条小鍛冶宗近が伏見稲荷の神助により名刀を鍛
えたという伝説が残っています。
同じくこの伝説が残るのが、以前行った三条の「合槌稲荷」です。
商店街からのおいなりさんへの鳥居。
2)三木城跡の上の丸の稲荷神社には、「お塚」と呼ばれる磐境が多数あ
ります。磐境とは参拝者が「ここに神が降臨する」として祀れば、そこが
霊所となるとか。
伏見稲荷大社の周囲、私に実家の近所にある瓢箪山稲荷神社の境内
に小さな塚が沢山祀ってあったんは、この理由からですね。
いやはや、毎度ながらのお稲荷様特有の「念」が充満してますわ。
3)12月8日鞴(ふいご)祭りの日。早朝に三木の鍛冶屋さんが、おこ
わと蜜柑、油揚げを持って上の丸の稲荷神社へ参拝に行かれるとか。
この祭り事、江戸時代初期、堺の鉄砲鍛冶が、伏見稲荷の「御焚の日
(霜月8日)」に、お札を貰い鍛冶場に祭る風習が、稲荷信仰と結び
ついて堺から全国的に広がったとか。
ちなみに紀伊国屋文左衛門が蜜柑で大儲けしたのは、今と違って昔は、
刀鍛冶・鉄砲鍛冶・野鍛冶・道具鍛冶・鋳物師など鞴を使う職人が沢
山いたので、鞴祭りに必要な蜜柑の需要が増え、また、嵐による供給
量の減少によって相場があがった時に紀州から嵐の中を江戸に運んだ
からだそうですわ。
残念ながら石工の名前は刻まれてません。
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コメント
なかなか雰囲気のある眷属さんですね。
今度は御一緒に!
投稿: inisieJOLY | 2008.09.18 08:17
色々調べなんと毎回徘徊しにいくんで、後日、あらーもう一回いかな〜
と、なる事が多く、どうも三木もその類いの感じがしますわ。
できれば三田から吉川経由で三木に入りたいなぁ〜と
いつ行ける事やら。。。
投稿: 路爺 | 2008.09.18 10:57
そうそう 江戸の鞴祭りには みかんはいるんですわ
浪花節でききました 梅中軒鶯童のテープもってます
えー節まわしですよ
投稿: まだまだ | 2008.09.18 22:15
江戸雛祭りにみかんでっか、しらなんだ~
なんやら、徘徊交遊すればするほど
いろんな糸と意図が、引きづられて出てきますな~
これやからおもろい!!
投稿: 路爺 | 2008.09.19 00:04