旧宝塚温泉実存痕跡探査＜５＞消失！宝塚グランドホテル

周辺の神社に旧宝塚温泉の痕跡はないかと・・・川面神社へ・・・この奉納石柱以外、商店の名前を彫ったのはありまへん。ちなみに検索するもヒットなしでありました。

こんな名前も・・・実にシンプル～♪

小林の宝塚神社へ～ココには、商売繁盛で笹持って来い～のえべっさんが祀ってあって、確か商店街の有志で再建～なんて事が書いてあったんで・・・

お、真新しい奉納石柱やん～♪～あ、やっぱり！！このホテルは、今も健在やね。

この花屋さんも検索すると一発ヒット！！

問題は、このホテル・・・若水は、何かとよく目にする名前なんですが、宝塚グランドホテル？聞いたことがない？検索するもヒットなし？！なんでやねん？？？

別件でヒットした地図には、左端っこ付近に名前が出てる？この場所って・・・なんか記憶にあるなぁ～

震災後に倒産したみたい・・・今はマンションになってました。ヨメさんに聞いたら、ここで食事とかしたことがあるって・・・私も対岸から見たような記憶が・・・跡地付近を探索するも記憶を残す何の痕跡もありませんわ。

ならばとネットの中にパンフや建物の写真があるかと検索・・・外観写真は下記のみで、写真がありませんね。

そこそこのホテルだったというのに、なんか哀しい話やね・・・このマッチだけが往時を偲ばせるかな・・・

ちなみに対岸の「見返り岩」、この間に美しい欄干の橋が架かっていたとか・・・瀧のあって、御茶屋もあったとか・・・

旧宝塚温泉実存痕跡探査＜４＞ラピュタ的遺構

下流をうろうろと・・・宝塚ホテル、交番横から河川敷へ降りていける石段です。今まで気付かなかったです。

下から上へ・・・視線を向ける・・・

さらに河川敷への階段は戦前昭和？・・・この石段の降り口にあった温泉旅館風の建物がなくなってました。その昔、浴衣姿の温泉客が散歩してたんでしょうかね。

宝来橋に戻り、反対側の河川敷を・・・お？朽ちた石段？戦前昭和の遺物かな？

当然ながらよじ登ってみる私であります。最初の一歩が怖いなぁ・・・

なんとか固い身体をひねりつつ・・・柵なしなんでちょっと恐い・・・ん？測量用のマーカーがあるわ。

途中から手すりが残ってました。

うむむ・・・なんかラピュタチック～♪　パズぅ～来ちゃダメ！！ってか～上はマンションの駐車場でしたが、この石段、元はどんな建物の一部やったんでしょうかね？

旧宝塚温泉実存痕跡探査＜３＞河川敷の遺構

まぁ、山様は、いくら開発が進もうが残るもんですが・・・宝来橋から六甲山側を見てます。

この写真の河川敷の石組みは残っているのかと・・・？？？

震災以後に大幅に弄りましたからね・・・と思いつつ

河川敷に降りてみたら・・・何やら古そうな構造物が・・・用途が分かりませんが？

親水公園の様な緩やかな階段が？　左側に見えている建物が、上の古い写真の左端付近になりますが、この遺構、どう見ても「戦後の昭和」ですね。

さらに・・・階段の下流にある銃流側にＲのある遺構？

さらにさらに下流に広がるコンクリート面？

震災前の地図には中洲？・・・ん？ヘルスセンター？　今の宝塚歌劇の大駐車場あたりですね。

ちなみにヘルスセンターは、こんなん・・・

その紹介記事もありましたが、この遺構の正体は？

ならばと震災前の航空写真を見るに・・・んん、堰？

宝塚温泉＆ダムで検索・・・あ、コレか！？　宝塚温泉観光ダム！！

カラー版もあった～♪　けっこう大きい！

上空から・・・でも件のダムの姿がよーわからん？？？

これにはチョコッと～

下流側から・・・どの写真も宝塚ファイミリーランド側を撮っているので、今回の遺構が観光ダムの一部であるだろうという推定どまり・・・ちょっと残念。現在のダムは、二代目ってことね。

旧宝塚温泉実存痕跡探査＜２＞百年続くすし屋さん「琴月」

前回はケイタイで撮ったので改めてデジイチで・・・正面、個人名はヒットなしで～

向かって右側面・・・店名のようですが、現存しないようで・・・

向かって左の側面・・・前回の探査では一番左の「寶山閣」が、震災前後まであった「ホテルホウザン」で、その横・・・略字でかかれた店名で・・・どうも「琴月」と読むみたいで・・・

今回のおさらい編にアップした大正2年の地図をよくみると・・・宝来橋の上に「宝山」、これは「寶山閣」ね・・・橋の下に「キン月」とある・・・これが「琴月」さん！！

琴月さんは、ココにアップされてまして、現在もすし屋さんをやってはる・・・サイトからデータを拝借・・・下の写真の場所と上の地図との位置関係があいますね。ってことで、宝塚に百年続いているすし屋さんがあるってことで驚き！！一度、このすし屋さんに行って色々と聞いてみたいですね～♪

旧宝塚温泉実存痕跡探査＜１＞まずは、おさらいから・・・

さて、前回、川面皇太神社の奉納者名に旧宝塚温泉の旅館やお店の名前を見て、いろいろと調べてみた～の続編です。まずは、おさらいです。この神社名の石柱の土台部分に奉納者名を刻んであったんですね。

大正１１年７月に参道を直したそうです。手前の石柱に年号と月が刻んでありました。上の神社名の石柱は、その一年後に建てられたんですね。

他に何か実存した証があるかと・・・もう一度、神社名の石柱を観察・・・ん？てっぺんに何やら文字が・・・

おお！！　何やら会社名が・・・宝塚鉱泉株式会社と製氷会社！！共に温泉街に関連する会社でしょうね。左に彫られている三人の氏名は、この会社の関係者でしょうかね？

 
その下に世話人の氏名・・・個人名は、わからんでしょうね。

境内にもあるかと・・・おや、この石柱が打ち捨てられてましたわ。

帰宅後、ネットを探していたら１０年前の大正２年３月頃の旧宝塚温泉の地図を発見。残念ながら上記の会社名は見当たりませんが、宝来橋の下に「炭酸会社」ってありますが関係あったんでしょうかね？

近場で撮り遊び （Ｓｕｐｅｒ-Ｔａｋｕｍａｒ）－４：変な細道

ん？前方右にに変な細道？

どんな生成過程で、このような細道ができたんでしょうね？？？　畦道やったとか、地権者が違うとか、住民からの要望で～とか？？？

すとんといきなり他人の軒先で下って、さらに細道は続き・・・

最後に・・・謎やん？