今昔地図合わせ<1>夙川・香櫨温泉跡地
今昔マップという路地徘徊者便利で面白いサイトがあります。作ってくれた先生に感謝であります。このサイトを見てて「おんや?」と思う場所を時間を見つけては回っています。既知なる場所も視点を変えると未知なる場所に変わるんですね・・・まずは、おおよそ100年前の阪急夙川周辺・・・香櫨温泉とあります。今の地図を見るとかろうじて道の痕跡が残ってます。
行って見ました・・・過去&現在の地図にも存在しているのはサミット夙川とかかれた場所に明記されている池(今は公園)があります。池は、この手の今昔地図合わせで現状のまま残る、痕跡がある場合が多く、目的の場所への目印になりますね。
レールの行先が、どうも香櫨園温泉のあった場所のようです。昔の地形図とも一致。当然、痕跡なんてもの微塵もありません。
さて、ここで終わったらあきまへん・・・昭和初期から戦後すぐの古地図を見ると温泉跡地に鳥居マーク!?もしかしたら温泉地に商売繁盛を願うお稲荷さんが祀ってあったのかも、その名残りかも~なんてね・・・当然、今、なんもありませんが・・・
がが・・・この鳥居マーク、1960年代の地図を見ると位置が北へずれてる?単なる記載ミスか、本当に移動したのか?わかりませんね。70年代に入ると消えてしまうんですよね。神社はどこへ行ったのか?合祀されたのか???
今の現地です。急斜面で、この丘の上にあたりが鳥居のあった場所、現在は水道局の施設があります。
さて、坂を下って帰ろうかと・・・ふと前をみたら・・・あら、あら???
雲井通りを下って、雲井児童公園、雲井橋&雲井稲荷でおしまい。
雲井稲荷は大正10年に大神中央土地(株)が豊川稲荷から勧請し、阪神大震災後、雲井橋のたもとに移転。よって温泉跡地の鳥居マークとは別の社。結局、温泉跡地の鳥居マークの神社はどこに行ってしまったんだろうか?
あ、そうそう・・・雲井児童公園のお稲荷さん跡地の手洗い盆、今回行ったらコンクリで埋めたあった。やぶ蚊の発生を嫌っての事かな?
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